最澄が創建したといわれています。宝暦5年(1756年)に記された古文書「龍泉寺記」には、「その昔、伝教大師が熱田神宮に参篭中(さんろう 祈願のため、神社や寺院などに、ある期間こもること。)、龍神の御告げを受け、龍の住む多々羅池のほとりでお経を唱えると、龍が天に昇ると同時に馬頭観音が出現したので、これを本尊として祀った」という内容が記述されているようです。そのため、龍泉の名前もこの話に由来するといわれています。また、弘法大師空海も同じように、熱田神宮参篭中のおり、熱田の八剣のうち三剣をこの龍泉寺に埋納しており、龍泉寺は熱田の奥の院といわれてきました。このため、この寺は伝教・弘法大師の開基ともされています。それにしても、神社のホームページって言葉が難しくまた、普段使わない言い回しで書いてあるので、わかりにくですね。
ここまで、いろいろなお寺や神社をみてきて名古屋には、その地の中心となるお寺や神社の名前が今もそのまま地の名前として残っていたり、地下鉄や電車の駅の名前になっていますね。それだけ、名古屋の人の信仰心が厚いということなのではないでしょうか。